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今年はイベントの数は削ろうと考えてます。

20年前。
あの、暑い夏。
誰も居なかったロケテスト筐体。
このゲームに、この筐体に出会って、一心不乱にこのゲームや、それを取り巻く世界に夢中になっていたら、
こんな人生になってました。

2018/08/18,19に行われましたWARS.2018とPSSP2018は、
滞り無くそのイベントを終了しました。
楽しんでいただけましたでしょうか。
そうであったなら、主催として嬉しく思います。

大会中、忙しいながらではありますが、
その大会の光景を見ながら、昔の事を思い出してました。
主催の席から見える光景は観客の顔が見えるんですね。
大会をやってきた19年、問題があった大会も勿論あるのですが、
それでも、観客がプレイヤーを見る目については、
いつも良い顔してたな、と。
間違いなく楽しんでる顔してたなと。
少なくとも、それはこの19年間の、大会主催としての誉だと思っております。

メンタルな話で恐縮なんですが、
いつだってゲームを楽しんでいる奴がそのゲームで一番偉いんですよ。
一番そのゲームが上手いやつなんですよ。それが。
スコアやらなにやら、ランキングやらなにやら色々あるんですが、
本質的には「楽しんでるやつが一番上手い」ワケなんですよ。
だとしたらあの日もみんなめっちゃ「ゲームが上手い奴ばっかりだったな」って。
大会に限らず、この20年間、そんな連中ばかり見れてきたのは、
少なくとも幸せなことだったんじゃないのかな、と思っています。

そして20年目が通過点なのはまだ幸いです。
まだこのゲームで遊ぶことが出来るのですから。まだあのゲームは現役で動いています。
20年目にして、どんどんこのゲームは少なくなってきています。
これはゲームセンター自体の減少なので歯止めも難しいかと思います。

まだ「少ない」にはなってなく「少なくなっている」だと思っています。
現役の方は勿論、昔遊んでた人。
どうかもう一度、その少しだけ重い腰をあげて、あのゲームを遊んでみてください。
まだ「楽しい」と思うんですよアイツ。

思い出せるうちに。
まだ確認できるうちに。
あの曲と、あの矢印達と、遊んであげてください。
今だから、また笑顔で遊べると思うんです。
20年間、この場所に居た男からのお願いです。

この20年間に出会えた全てのプレイヤーに。
そして今大会の全ての参加者、全ての協力者に。

本当に有難うございました。
また、どこかで、笑顔でお会いしましょう。